🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

【英ポンド/円】 欧州債務不安がポンドの上値も圧迫

発行済 2012-09-27 09:14
更新済 2023-07-09 19:32

英ポンド/円相場は、125円台中盤まで軟化する展開。特にポンド独自のネガティブ材料などは見当たらないが、欧州債務不安の蒸し返しが嫌気され、ユーロ相場に連動安になっている。早期金融緩和観測の後退は支援材料だが、それのみでユーロ安に逆行してポンドを買い進むまでの勢いも無かった。

ポンドの独自材料に乏しい中、消去法的にユーロの動向が注目を集めている。銀行監督の一元化を巡る独仏の意見対立、スペインとイタリア債の入札不調、スペインの銀行救済問題の先行き不透明感などを手掛かりに、欧州不安が蒸し返されていることがユーロ同様にポンドの上値を圧迫している。独Ifo景況指数が5ヶ月連続で低下したことなどもネガティブ材料となり、欧州関連資産からの投機マネー流出傾向が加速している。欧州債市場の動向を見る限りはパニック色はないものの、ここにきて下げ止まっていた欧州債利回りが上昇傾向に転じていることもあり、ユーロ安に連動してポンドも売られ易い地合になっている。

9月20日に発表された8月英小売売上高は前月比-0.2%となった。ロンドン五輪の影響もあって、家計消費が抑制去れたことが確認できる。イングランド銀行(英中央銀行)は19日に、エネルギーの値上がりが消費を圧迫する可能性を指摘したが、今後も低調な数値が続く可能性が高い。27日には4~6月期国内総生産(GDP)確定値の発表を控えており、ここでも大幅な悪化が示されると、再びイングランド銀行の追加緩和観測がポンドの上値を圧迫する可能性もある。金融政策委員会(MPC)内では、ややハト派色が強くなっているが、経済指標の悪化傾向が確認されれば、改めて追加緩和の思惑が広がることになるだろう。

今後1週間の予想レンジは、124.00~127.00円。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます